シャープが、ペット事業への参入を表明したことがニュースになっています。
以下、ネットニュースから引用します。
~~~~引用ここから~~~~
まず、猫向け健康管理ビジネスの概要を解説しよう。
シャープは7月30日から「ペットケアモニター(HN-PC001)」(2万4800円、税別、以下同)を発売する。どこにでもあるペット用トイレのように見えるが、飼い猫の尿の量や回数、体重、滞在時間などを計測できるようになっており、クラウドで記録・解析したデータを飼い主のスマートフォンに通知できる。
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次に犬向け健康管理ビジネスの概要を解説しよう。
「犬向けバイタル計測サービス」という事業で、7月1日から犬の自律神経バランスを数値化する技術を企業や研究機関に提供する。具体的には、犬にハーネス型ウェアラブルセンサーを着用させ、体温や心拍数などを計測し、犬が緊張しているのか、それともリラックスしているのかを分析する。ペット関連商品やサービスを開発する企業に向けてデータの計測・解析サービスを、研究機関には計測システムのレンタルサービスをそれぞれ提供する。
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シャープでIoT事業などを統括する長谷川祥典専務執行役員はペット事業に参入した狙いについて「国内で犬・猫の飼育頭数は15歳未満の子どもの数を大きく上回っている。8割以上が室内飼いをしているというデータもあり、ペットの家族化が進んでいる。ペットも加えたスマートライフを実現したい」と説明する。ペットは家族ではあるが、言葉を話すことができない。ペットの健康を気遣う飼い主に対して、IoTを活用したヘルスケアのサービスには需要があると判断したわけだ。
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~~~~引用ここまで~~~~
日本国内では人口が減少していく中で、「ペット」の家庭内での地位が相対的に上がって行くことを見越して、今のうちから事業に参入してノウハウを積み上げる。さらにはIoTを組み合わせてデータまで収集できれば、さらなる商品開発にも役立てることができるというところでしょうか。
鴻海がスポンサーとなったシャープの意欲的な取り組みと言えるかもしれません。
猫向けの商品は、人間が日々体温を測ったり、歩いたりするのが自然とスマホに登録されていくのがクセになる・・・というような流れも十分ありうるように思います。
「ペットと家電」といえば、秋葉原駅前のヨドバシにある大型画面で「パナソニックの『ホームネットワークシステム』」をつかってペット見守りができるのをノリノリで説明するエンケンさん・・・というCMを最近繰り返し見ていたのを思い出しました。
ペットフード協会が公表している「平成29年(2017年)全国犬猫飼育実態調査結果 」をみると、飼育頭数は犬が892万頭、猫が952万頭。
他方で、15歳未満のこどもの人口は1553万人。
統計までは無いかもしれませんが、ペット飼育にはフードや家などそれなりの費用がかかることを考えると、子どもを持つ世帯とペットを飼育している世帯の平均年収を比較すると後者の方が高いのではという仮説も成り立つようにも思えます。
「ペット」に対する新しい切り口がこれからどんどん出てきそうです。