左の写真は、YKK株式会社のホームページからお借りしました。
日経ビジネス2018年5月21日号で、YKK会長兼CEOの吉田忠裕氏が今年の6月で退任する予定だと考えている理由を説明していました。
吉田氏は現在71歳。今の平均年齢から言えば、まだまだやれる・・・というのが正直なところかもしれません。
ただ、そのインタビューの中で語っているのは、先代が「わしは死ぬまで社長を辞めない」といって実際にそのようになり苦労した経験や、自分がいると会社が気にするだろうとった気遣い。
その上で一番強調していることは、「会社に付き合っていらないないほど忙しい」ということ。黒部市での自然エネルギーを活動した「パッシブタウン」、芸術の祭典の実行委員会会長、チーズ事業などやることが充実しすぎている、とのこと。
まさしく理想的な人生の過ごし方、といえるかもしれません。
この図は、平成23年に中小機構が実施した事業承継についての調査結果。簡単にまとめると、新社長は「30代か40代に引き継いだ時」に最もちょうどよかったと思っている・・・ということ。
30代・40代は、体力も気力も充実しているときです。おかしな話ですが、失敗もできるし、恥もかくことができる年代だと自分でも思います。
社長が65歳で、息子の専務が35歳といったくらいの会社さんは多いのではないでしょうか。
一緒に事業承継のタイミングや手順を考えてみませんか?
社長も何か他にやりたいことを見つけるタイミングかもしれません(^^)